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熊本に住んでて「夏が年々きつくなってる」と感じている方、私も含めてかなり多いと思います。
「去年の夏ってこんなに暑かったっけ?」と毎年言っている気がします(^^;
実際、熊本市の2023年夏は猛暑日(35℃以上)が20日以上もあり、体感温度は40℃近くに達した日もありました。
夕方になってもアスファルトや屋根からの熱気が続き、エアコンをつけても部屋が冷えない…そんな経験はありませんか?
特に注意したいのが、2階の寝室やロフト、屋根裏部屋です。
日中に蓄えた熱が夜になっても放出されず、「サウナ状態」になってしまうケースが非常に多いです。
「エアコンをつけてもなかなか効かない」「電気代が高くなるから我慢している」
そんな声が毎年、熊本市のお客様から届いています。
「暑いのは当たり前」と諦めてしまう前に、実は“外壁や屋根の塗り方”で暑さを軽減できる方法があります。
それが、遮熱塗料を使った外壁塗装・屋根塗装です。
遮熱塗料とは、下記の図のように太陽の熱を跳ね返すことに特化した特殊な塗料です。


太陽光には「可視光線」「紫外線」「赤外線」という3種類のエネルギーが含まれています。
このうち、私たちが暑いと感じる原因のほとんどは近赤外線(波長0.7〜2.5μm)。
通常の屋根や外壁はこの近赤外線を吸収し、熱に変換してしまうため、表面温度は真夏で70℃以上にもなることがあります。
遮熱塗料には、高反射顔料(特殊セラミックや酸化チタンなど)が含まれており、この近赤外線を反射することで、そもそも外壁・屋根が熱を吸収しにくくなります。
結果として、室内への熱伝導が抑えられ、室温を2〜3℃下げることも可能です。
たとえば、黒っぽいアスファルト屋根に通常の塗料を使った場合と、遮熱塗料を使った場合では、屋根表面温度に10〜20℃の差が出ることもあります。
この温度差が、エアコンの効きや電気代に直結するんです。
「たかが塗料」と思われるかもしれませんが、屋根や外壁の“熱の入り口”をコントロールすることで、家全体の快適さが大きく変わるのが遮熱塗料の魅力です。
遮熱は、太陽光(特に赤外線)を反射して「建物に熱が入るのを防ぐ」もの。
断熱は、熱を「室内(または屋外)に伝えにくくする」ものです。
つまり、遮熱=熱を“入れない”、断熱=熱を“通さない”というイメージ。
熊本のように夏の日差しが強烈な地域では“遮熱”が先に効くので、外壁塗装では遮熱塗料が特に注目されています。
遮熱塗料が“ただの快適グッズ”だと思っている方も多いかもしれません。
でも、弊社が熊本市で塗装の現場に立ち会っていて多々感じることは、遮熱塗料は「暮らしのストレスを根本から変えれる可能性がある手段」だということです。
以下に当てはまる方には特におすすめです。
屋根に近い2階は、真夏には「蒸し風呂」のような状態になります。
特に断熱材が古くなっていたり、屋根材が黒っぽい家は要注意。
遮熱塗料を塗ると、屋根からの熱の侵入を抑えられます。
結果として、エアコンの設定温度を下げなくても快適に過ごせるようになります。
午後から直射日光が差し込む部屋は、壁が焼けてそのまま熱源になります。
「夕方以降が特につらい」という方にとって、遮熱塗料は非常に効果的です。
外壁が温まりにくくなるため、熱が室内に入り込む前にシャットアウトできます。
熊本市の夏は湿度も高くジメジメ(>_<)
6月ごろからエアコンなしでは過ごせない方も多いのではないでしょうか?
1ヶ月の電気代が2万円を超えているご家庭も少なくはなく、そうなると遮熱塗装による節電効果は無視できません。
実際、遮熱塗装後に「去年と比べて2,000円位電気代が安くなったよ!」という声も届いています。
熱中症のリスクが高まるのは、特に体温調節が苦手な小さなお子さんや高齢者の方です。
「家の中なら安全」と思っていても、日中の室内温度が30℃を超えることもあります。
遮熱塗料で熱の侵入を防げば、家全体の安心感が変わります。
築10年を超えてくると、外壁の色あせやひび割れが気になり始めますよね。
「どうせ塗り直すなら、普通の塗料ではなく“効果のある塗料”を選びたい」と思うのは自然なことです。
遮熱塗料は耐久性にも優れた商品が多く、先々の塗り替え頻度も抑えられるというメリットもあります。
これはあえて最後にお伝えしたいのですが…
「うちは構造的に仕方ないから」
「日当たりが良すぎるから我慢するしかない」
と諦めていた方ほど、遮熱塗料の効果に驚かれるケースが本当に多いです。
私たちが日々現場で体感したのは、“暑さは家の性能のせい”だけではなく、“外側の塗料で改善が見込める”という驚きです。
東区/2階建て/築18年・ご夫婦+お子さん2人のご家庭
「とにかく2階が暑くて…エアコンをつけていても子どもが寝苦しそうだったんです。遮熱塗料にしたら、夜の室温が明らかに違って、27℃設定でもスーッと冷えました。今までは25℃にしてたので、かなり違いますね。」
南区/平屋/築30年・ご夫婦のみ
「日差しが強くて、天井が熱を持つ感じがあったんですが、塗装後は暑さの伝わり方が全然違いました。主人が“塗ってよかった”って珍しく褒めてくれました(笑)」
ホーミーズでは、熊本市の住宅に相性がいいと判断した以下の塗料をおすすめしています。
◯ アステックペイント「スーパーシャネツサーモ」
- 屋根・外壁どちらにも対応可
- 耐候性・遮熱性能ともに高水準
- シリコン or フッ素から選べるので予算に合わせて選択可能
◯ 日本ペイント「サーモアイ」シリーズ
- 東京国際空港国内貨物ターミナルにも使用された塗料
- 上塗り+下塗りのダブル反射効果
- 暗めの色でもしっかり遮熱
ここまで遮熱塗料をおすすめしてきましたが、実は遮熱塗料が「合わない」ケースもあるんです。
それがこちら↓
●周囲に高い建物が多く、屋根や外壁に日差しが当たらない
そもそも紫外線の影響による室内温度上昇の影響が低いため、あまり効果が感じられないことが多い。
●冬場の寒さが厳しい高地エリア
遮熱で太陽の光を跳ね返してしまうと、部屋の中が温まりにくい可能性が・・・。
遮熱より断熱がおすすめ!
●建材の種類によっては特殊下塗りが必要で割高になる
光触媒加工やフッ素鋼鈑・モニエル瓦は専用の下塗りが必要なケースも多いため、割高になるケースがあります。
上記は全て現地調査で確認を行い、建物ごとに最善の方法を考え、ご提案を行います!
- まずはプロに診てもらう(現地調査)
日射状況・外壁材・屋根材などを見て、遮熱が有効か判断します。その際上記でご説明したように細かなところも確認を行います。 - 希望やご予算をヒアリング
「できれば安く抑えたい」「長持ち重視」などお気軽に!お客様のご要望に応じた丁寧なヒアリングを行います。 - ぴったりな塗料とプランをご提案
お見積りは複数パターン出すので、比較も安心です。高い塗料も安い塗料も気になる・・という方もお任せください!屋根・外壁それぞれ分けてお出しすることも可能です!
いかがでしたか?
もし、「うちはまだ大丈夫」と思っていたとしても、外壁や屋根に手をかけるタイミングって、“暑くなってから”では遅いことも多いです。
「最近エアコンの効きが悪いな」「去年に比べて電気代が高いな」と感じたら、外壁塗装で解決のお手伝いができるかもしれません!
ぜひ一度お悩みをお聞かせください(^^)/
外壁塗装・屋根塗装・防水工事・雨漏り修繕まで、熊本で地域密着30年。
住まいを知り尽くした塗装のプロ職人たちが一棟一棟まごころ込めて施工いたします。
熊本で塗装業者をお探しの方はお気軽にご相談ください。